CG技術に依存しすぎるのはどうかと思っている大塚ですが、この赤城の勇姿が見れるのは嬉しいですね〜♪

そして、甲板を飛び立つゼロ戦の勇姿(T▽T)

・・・コホン。
長編である原作をどうまとめるか期待半分でいたのですが、結果は・・・ネタバレOKの方のみ、続きをどうぞ↓
大塚の感じた原作での重要ポイントは3つあって、井崎(映画版で演じるのは橋爪功)の病床の語りと、それを宮部(演じるは岡田准一)の孫佐伯健太郎(演じるは三浦春馬)と一緒に聞く井崎の孫、武田がシャーナリストと称する姉慶子(演じるは吹石一恵)の彼氏を罵倒するところ、そして景浦(演じるは新井浩文・田中泯)のエピソードだと思っていたので、そこをしっかり描いてくれるかどうかが、(赤城とゼロ戦の勇姿以外では)特に注目していた部分でしたが・・・結果から言うと、この映画の映像には井崎の病床の語りに孫は登場せず、武田のエピソードもシャーナリストと称する姉の彼氏が登場せず、唯一景浦のエピソードだけは存在したものの、肝心な戦後のエピソードの部分が薄くしか触れられておらず、何とも消化不良な感じでした。
しかも、姉の彼氏を罵倒するエピソードの代わりにということで挿入されたのかもしれませんが、健太郎が友人たちと合コン中に、特攻で死んだ祖父のことを調べていると話すと、友人が特攻=自爆テロだと主張。
まったく議論がかみ合わずに一人飛び出すシーンが描かれていますが、このシーンいるか?と。
百歩譲ってコンパで観念の違いを描きたかったのであれば、姉の存在自体も削ればもっとすっきりしたろうにと思いました。
ぜひ、ディレクターズカット版DVDには武田の罵倒シーンと日本刀を手に松乃を救い出す景浦のシーンを挿入してくださいm(_ _)m
でもね、十分泣けますよ。
っていうか、号泣もんです。
ちゃんと、原作の最大のテーマである「慰霊」の精神は忘れられてはなかったから。
岡田准一くんも良かった。
SPとかでも思いましたが、ちゃんと俳優に取り組んでるその姿勢が演技にも現れているから。
あのいつものメンドクサイ泣きの演技(ファンの皆さんすんません)が心配された三浦春馬くんも、まあちょうどいい塩梅に抑えられていたし。
あと、なんと言っても夏八木勲翁の遺作に当たるとか。
夏八木さん以外にあの役はやれなかったと思います。
ありがとうございました。ご冥福をお祈りしております。
![]() | 価格:920円 |

![]() | 価格:2,500円 |

![]() | 【新品】【漫画】永遠の0 全巻セット (1-5巻 全巻)-全巻読破.COM漫画全巻大人買い専門店- 価格:3,240円 |

最後に、人はどういう境遇にあっても精一杯生きて、自分の命を振り絞るべきだと信じています。
そういう意味で、この主人公宮部は戦争という情況の中で、自分らしく生きたのだと思います。
だからこそ、そこに感動があるのですが・・・そもそも、戦争状態というのが異常な状態なのですから、そうならないように人類の一員として尽力したいと思うのです。
現在は、戦前と非常に情況が似ている気がします・・・。
戦争ばかりは、歴史は繰り返す・・・とならないことを祈ります。