2006年08月20日

M:I-V(ミッション・インポッシブル3)




バズビーは、いつもやんちゃで楽しい


見てて飽きない


ミスヤンシーのイスに画鋲を置き


いけない坊やと怒られた


2匹の子猫にヒモをつけ


振り回したこともある


この数々のいたずらは


きっと


私の憂鬱を晴らしてくれる























映画「M:I:V」のストーリー:
ワナカ湖だ。ワナカ湖だよ!



missionimpossible3first.png



頑丈なイスに拘束され、身動きがとれないイーサン・ハント。



「本物の『ラビットフット』は、どこだ?」と尋ねる金髪の小太りな中年男。

(何?なに?『ラビットフット』って何?!)



イーサンの目の前には、同じく拘束され口をテープでふさがれた女性が、金髪の中年から、銃を頭に突きつけられている。




「10数えるうちに『ラビットフット』を渡さないと、女の命はないぞ!・・・1、2」




「待て!知らない!あれが、『ラビットフット』じゃないのか?!」




「・・・3、4、5」




「・・・待ってくれ!あれが『ラビットフット』じゃないなら・・・必ずどんな手段を使ってでも、本物の『ラビットフット』を探し出して持ってくる!・・・必ず手に入れる!・・・だから・・・ジュリアだけは、助けてくれ・・・頼む!・・・」



「・・・6、7、8」



「・・・あああ、ジュリア、大丈夫だ!僕を信じて・・・」



「打たないと思っているな!」



BANG!!



「!」



ジュリアの足を撃ち抜く金髪中年。



「・・・頼む。止めろ!ジュリアだけは、助けてくれ!絶対に後悔するぞ!!頼むから、ジュリアだけは・・・止めろ!本当に後悔するぞ!!頼むから!あああ、ジュリア!!」



再度、ジュリアの頭に銃をあてる金髪中年。



「・・・10」



絶望的なイーサンの表情・・・そして、涙。



BANG!!



♪ちゃ〜ぁぁぁぁ〜じゃん♪じゃっちゃちゃじゃんっちゃっちゃちゃじゃっちゃちゃじゃん♪っちゃっちゃちゃぴゃらぱ〜ぴゃらぱ〜ぴゃらぱ〜ぴゃらっ・・・♪






と「ミッションインポッシブルのテーマ」が始まり、映画「M:I-3」は、幕を開けます。




はい。

観ちゃいました。

久し振りに妻とデートで、「映画を観に行こう」という事になって・・・子供たちを保育園に送り出して、すぐさま、久々「元祖長浜屋」にラーメンを食べに行って、喫茶をしても、充分お迎えの時間に間に合うような時間配分で観れる映画を、と探したら、ちょうど「M:I-3」の日本語吹き替え版があったので・・・という感じで観たのですが、いや、これまでの第一作、第二作に比べれば、全然良かったですよ。

何とかスパイ映画のエッセンスを取り戻したいみたいなところ。




なんといってもチームプレイが増えて、「スパイ大作戦」っぽい場面が随所に現れているところ。



また劇中ラロ・シフリンの「筋書き」という曲をモチーフにした曲がかかったり・・・

いや、好感持てましたよ!



相変わらず原点である「スパイ大作戦」から都合のいい設定だけを採ったまったく別のアクション映画という感想だけは変わりませんが(ぉぃ)





第一作目は巨匠ブライアン・デ・パルマ監督、第二作目はアクション映画界では当時旬だったジョン・ウー監督、で今回はCSTVで最近ノリにノッてる「LOST」と、「エイリアス」のJ.J.エイブラムスの監督・脚本ということで、引き込まれる筈です!




ただ、惜しむらくは、途中のアクションシーンが最近のアクション映画の流行りの、カメラ自体を揺らして何かすごいことが起こっているんだろうけど何が起こっているのかよく分からないってところです。


ヘリコプターで、追いかけっこするシーンとか、銃撃戦のシーンとかですね。



この辺のカメラワークというか、編集の仕方はボーンシリーズの影響でしょうか?それともこの後に撮影することになる「クローバーフィールド/HAKAISHA」につながる J.J.エイブラムス流ということでしょうか?

・・・どうでしょう?







あ、そうそう、この映画で鍵を握るアイテムというのが、冒頭でも触れた「ラビットフット」なのですが、この「ラビットフット」が何なのか?というのは、「ラビットフット」を求めて止まない金髪中年男デイヴィアンも、そして、悪の黒幕(これが誰かは、お楽しみに)も、ハッキリとは知らなかったと思われます。

最後まで、観客はおろか、イーサンにも明かされません。





これは、どういうことでしょう?





一般的には、「ラビットフット」は「マクガフィン」なんだから、その正体を確かめる必要はない。・・・と思われています。

「マクガフィン」というのは、映画用語でもともとはアルフレッド・ヒッチコックが自身の映画を説明するときに使った言葉で、物語において登場人物にとっては重要であるが作劇上においては重要(ではあるが別の何かをそれに当てても問題)でないものの総称で、たとえばスパイが盗みそうとする密書や暗号、怪盗が盗みだそうとする宝石や財宝などが該当、劇中においては中身が何かが重要でも、密書が暗号になっても、宝石が金塊になっても物語を作る上ではさして問題が無いものだそうです。





ああなるほど!じゃあ「ラビットフット」の正体が何かというのを、ハッキリさせなくとも本編進行上、問題が無いから、あえて触れられなかった・・・のでしょうか?



いえいえ、そんなことはありません。

・・・と、大塚はにらんでおります(笑)



つまり、「ラビットフット」の正体を、あれこれ観客のみんなが想像するように、あえて「ラビットフット」の正体を曖昧にしたのです。


では、「ラビットフット」の正体は何だったのでしょうか?




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映画「M:I:3」のサイドストーリー:
わが国は得意のあの手に出る。大掃除だ。国を再建し、民主主義が勝つ。






劇中に出てきたラビットフットの容器には、バイオハザードのマークが確認できます。

mission-3-rabbits-foot.jpg



バイオハザード・マークとは「国際感染性物質ラベル」のことで、このことから中身が人工的な細菌やウィルスなどを利用した生物・化学兵器であることは確かだと思われます。



生物・化学兵器であることが分かるくらいの小道具を用意したのなら、なぜ中身を明言しなかったのでしょうか?




事件収束後、IMF局部内でイーサンは、ダメ押しのように「ラビットフット」の正体を知るIMF局長に、正体を尋ねます。

そこで局長が、「辞めないと約束するなら、教えるが・・・」

と言われ、思わせ振りにちらっとジュリアと目を合わせたイーサンは、

「では、訊きません」




そう言って去って行きます。


missionimpossible3last.jpg



これはワザとで、トム・クルーズは暗に「ラビットフット」に、メッセージを込めてるからねぇ〜。って伝えているのでではないでしょうか?

本当に「ラビットフット」が劇「マクガフィン」ということなら、なぜここまで「ラビットフット」の正体に興味を持たせようとしているのでしょうか?



実は、「マクガフィン」として表現することによって、あるメッセージを表現しているのです。





それはなにか・・・






1991年の湾岸戦争の後にイラクが受諾した停戦決議(決議687)において、イラクは大量破壊兵器の不保持が義務づけられました。



ブッシュ大統領は2002年初頭の一般教書演説において悪の枢軸発言を行い、イラク、イラン、北朝鮮は大量破壊兵器を保有するテロ国家であると名指しで非難、特にイラクに対しては長年要求し続けた軍縮の進展の遅さと、大量破壊兵器の拡散の危険を重視、2002年に入って政府関連施設などの査察を繰り返し要求しました。



そして2003年、第一次湾岸戦争の停戦協定(安保理決議687)を破棄し、なおかつ米英の先制的自衛権の行使(!)としてイラク侵攻開始。

この侵攻の大義名分はいくつか掲げられましたが、その中の一番は「生物・化学兵器等、大量破壊兵器を保有し続け、その事実を否定し、国連の武器査察団に全面的な協力を行わない(部分的な協力に止まっている)ことに対する武力制裁のため」だったと記憶しています。



しかし、ふたを開けてみれば生物・化学兵器も大量破壊兵器も発見できず、ブッシュ政権の情報操作疑惑が浮上しました。



そんな中製作されたこの映画。



劇中でも「ラビットフット」を中東で売り、それを口実に米軍を中東に派兵させようとしていたというくだりが出てきます。



アイゼンハワー大統領が退任演説で軍産複合体に言及して、国民の監視が必要だと説きました。



しかし、911テロ後の愛国者法により、表立っての政権批判はできない。



だからこそ、あえて「マクガフィン」にすることによって同じことが繰り返されないようにとの反戦メッセージを込めたのではないでしょうか?



イラク侵攻の時は、大義名分である生物・化学兵器や大量破壊兵器が発見されなかったことで政府は糾弾されましたから、次に同じ事を仕掛ける時は、大義名分を裏付ける証拠を用意してから行うはずだと、警鐘を鳴らしているのではないでしょうかね?



つまり・・・「ラビットフット」は、「大量破壊兵器」であり、「生物・化学兵器」であり、時には「悪の枢軸国に拉致された国民」であり、「テロリストに拘束され公開処刑されるジャーナリスト」である・・・そして、必ず「民主主義の危機」「人命尊重」「自衛」・・・そういった大義名分を裏付ける証拠となるもの。


そういうことなのではないでしょうか?






それとも、大塚の考えすぎでしょうかね?

あなたは、どう思われますか?





※当記事は拙ブログ過去記事を加筆訂正したものです。






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posted by 大塚陽一 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) |   ・超完全解読スイッチ
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