俺は警察特捜班警部補
フランク・ドレビン巡査部長だ
美人モデルが丸裸にされる事件が続発していたが
俺はサラ金強盗事件を担当していた
巡回中に発砲事件が発生
20分で急行したが警部はもう来ていた
今回は、大塚の大好きなTVシリーズを紹介します。
稀代の名作「裸の銃(ガン)を持つ男」を観たので、今日はその「裸の銃を持つ男」の元になったテレビシリーズなのですが、放映当時はあまり人気が上がらず、4本で打ち切りになったそうです。

オープニングからエンディングまでありとあらゆる笑いがぎっしり詰め込まれており、今見ても十分面白く、個人的にはパロディ色が強くなった映画シリーズより、ギャグ満載で小ネタを途切れることなく連発するこちらのシリーズの方が大好きです。

登場人物も面白く、主役のレスリー・ニールセン演じる警部補(といいながら巡査部長とか言ったりもする)フランク・ドレビンは、毎回的外れな行動を取りながらあれよあれよと言う間にトントン拍子で事件を解決してしまいます。
他の登場人物に比べて、かなり背が高いため、いつも顔だけが画面に映らないアルは、長髪になってみたり、帽子をかぶってみたりと、かなり自己主張していたようですが、やっぱり画面には映っていません(^−^;)
こういう絶対見えないところで頑張っているというギャグセンスが最高!

いつも会話がズレるフランクの相棒に、常に周りで起こる様々なバカトラブルにも冷静というか無頓着な部長。
007シリーズのQ的な役柄の博士も登場しますが、この博士、いつも子供たちを集めて奇妙な実験をしていたり、変なことをさせたりしています。
一番のお奨めキャラは、情報屋の靴磨きです。
靴磨きの椅子に座ってそっと金を握らすと、捜査中の事件の重要証拠から犯人まで、どんな質問にも完璧に答えてしまう最上級の情報屋です。
彼はよっぽど有名人らしく、順番待ちが並んでいますが、フランクの後に座る客と質問内容に注目して下さい!

「シンデレラコンプレックスは?」と婦人問題の専門家。
「ドジャースの先発は増やした方がいいだろうか?」とドジャースのラソーダ監督のそっくりさん。
「火事の消化方法は?」と消防士。
「手術のやりかたが分からない」と手術中の医者。
これらの質問に全部完璧に答えてしまう本当に不思議な情報屋です。

ストーリーのアウトラインは毎回同じで、事件が起こって、ドタバタしながら的外れな行動ばかり取るフランク達が、文字通り何でも知ってる情報屋からの情報で犯人逮捕となるので、事件解決は、ほとんど彼のお陰です。
彼が居なかったら・・・それだけ「フライング・コップ」において最も重要な人物なのですが、残念ながら映画版の「裸の銃(ガン)を持つ男」には出演していません。
残念(# ̄3 ̄) ブー
ビデオのジャケには、『面白すぎて片時も目が離せない』と書いてありましたが、本当にその通りで、画面のどこでギャグが発生しているかも、よくよく観察して、頭を使って、毎回観て、としないと、とても全部のギャグを見つけることが出来ないでしょう。
「目が離せない」とは、正にこのこと!!
予習として一部のギャグを紹介しますね・・・
フランクが車を止める時は、必ず何かにぶつかって止まるんですが・・・中でもゴミバケツに車をぶつける時、第一話なら一個、第二話なら二個と言った具合に、その回の話数の数だけゴミバケツが倒れます。
普通に見てても気付かんですよね〜(^▽^;)
でも、そういう分かる奴は分かるけど、分からん奴は分からんやろう的なスタンスが大好きな私(^▽^)
また、警察署のエレベーターに乗るシーンで、途中の階に止まると、扉のすぐ向こうがプールで飛び込んだ選手の水しぶきが飛んできたり、オペラかなんかの大舞台で、歌手?に向けて投げられた薔薇の花が飛んできたりします(^▽^)
オープニングの銃撃シーンで「今夜のゲスト・スター」の紹介が必ずあって、ゲストが拳銃を撃ちながら紹介されるのですが、紹介中に必ず死んでしまうので、実際に本編にゲスト出演することがないという・・・(^▽^;)
このシーンでは、カーク船長役のウィリアム・シャトナー氏が出ていました。
十数秒ほどのゲスト出演のために(T▽T)
リンカーン大統領のそっくりさんはレギュラー出演のはずなんですが、毎回オープニングだけで本編には一度も登場しません。
事件の聞き込みや聴取の時に、相手に対してフランクが「煙草は?(Cigarette?)」とたばこを勧めたり、「コーヒーは?(Coffee?)」とコーヒーを飲むか訊いているのに、相手から「知ってる(Yes, I Know)」と言われてしまうというベタ〜なギャグ。
最高なのは、エンディング。
フランクと部長が今回も一件落着やれやれというシーンで、有名な刑事モノのエンディングよろしくストップモーション(静止画)になって、スタッフロールになるんですが、「太陽にほえろ」などと違って、画面が静止してるんではなく俳優が静止しているというギャグ!
ただ、フランク達が動きを止めただけなので、注いでいる途中のコーヒーが、カップから溢れ出てしまったり、連行中の犯人が動かないフランクたちを見て、不思議そうな表情をしながら逃げ出したりしちゃいます。
このシーンが、面白いのなんのって!

このDVD時代に、残っているレンタル屋は少ないとは思いますが、「フライング・コップ」捜し求めてでも、見る価値はあります。
絶対観ないと人生損しますよ!!
・・・と書いていたのですが、実は2010年にDVDが発売されていました!!
即買いですよ(^▽^)
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