2015年05月06日

007/カジノ・ロワイヤル CASINO ROYAL



00(ダブル・オー)のライセンスというのは



「人を殺していいという許可」ではなく、



任務遂行において



「誰を殺すのかを決めていい許可」であって、



それゆえに彼は悩むんだ。







ダニエル・クレイグ






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さあ、シリーズ第21作目。

と、言うよりBOND2−1と呼んだ方がいいでしょう!



ニューシリーズ(私が勝手にこう呼んでいるだけで、公式には、こんな呼び方はしていません。念のため)第1弾にして、ダニエル・クレイグ=ジェームズ・ボンドの記念すべき第1作目だからです。



これまでのシリーズを知らない人も、原作を知らない人も、原作を読んでいる人も、充分楽しめる内容になってると言えるでしょう。



内容は、これまでの映画シリーズとは、本当にガラリと変わっていました。

しかし、驚いたのは、これまでの作品同様、過去のシリーズのオマージュ・シーンが、実にうまいやり方で挿入されている点です。

それは、これまでのシリーズと、決別し、無かった事にした訳ではなく、敬意を表しながら、仕切り直しするという姿勢というか、決意表明のようで、そこは良かったと思います。

そこで、オマージュまでしっかり堪能したいという方は、クラシック・シリーズ(これも私が勝手に言っているだけで、誰もこれまでのシリーズ作品を、こう呼ぶ人はいませんので・・・悪しからず^▽^;)第1作目「007/ドクター・ノオ」〜コネリー・ボンドの初期シリーズを見直してから、ご覧になる事をお奨めします。

あと、ある程度の生い立ちは、知っておいた方が、ボンドとヴェスパーの会話や、台詞が面白く聴けると思うので、簡単に紹介します。




名前:ジェイムズ・ボンド

階級:海軍中佐 

出生:ドイツ、西ベルリン 1968年4月13日生まれ

父:アンドリュー・ボンド

母:モニカ・ドラクロワ・ボンド


略歴:

両親は、共に登山中の事故により死去。

11歳まで、スイスとドイツで教育を受ける。

両親死後、叔母、ミス・シャーマイン・ボンドの住む、ケント洲ペットボトムへ。

12〜13歳。メイドとの「トラブル」(!)でイートン校を放校。

13〜17歳。フェステ校時代、ライト級ボクシングの代表に。公立校初の学校間柔道リーグを組織。

17〜31歳。英国海軍


人物:

クライミング、ダイビング、水泳などに秀でる。

フェステ校休暇中オーストリアの現地インストラクターの元で登山とスキーを学ぶ。

高価な車を、高速で運転することを好む。

高価な車を、高速で運転する女性、しかもボンドを追い越す女性には、熱狂的ともいえる興味を持つ。

ヨーロッパの数多くのカジノでギャンブル経験があるが、破産するほどのめり込んではいない。

酒を飲むが飲みすぎることはない。

オリジナル・カクテル(いつもの、アレね)のネーミングを考案中。

危機的状況を楽しむ傾向がある。





さて、本作「007/カジノロ・ワイヤル」は、「殺しのライセンス」を得て、00課に昇格する前から、昇格後最初の任務を遂行するジェームズ・ボンドを描いたものです。

00課への昇格の条件。

それは2件の「殺し」の実績です。

最初の「殺し」は、MI6の情報漏えいに関するもので、手こずりましたが、何とか果たす事ができました。

次のターゲットは、最初の「殺し」のターゲットへ、内部情報を流していた人物で、なんと、MI6の局長でした。






「007/カジノ・ロワイヤル」のストーリー:“00”の諜報部員は早死にしますから、その(ボンドを00に昇格させたという)失敗は、すぐ消えます



英国秘密情報部に所属する"ジェイムズ・ボンド"は、知力体力共に飛びぬけた素質とキャリアを買われて00課(ダブル・オー・セクション)昇格を目指していた。

00に昇格すれば、任務遂行中は自分の一存で人を殺してもよいという「殺しのライセンス(Licence To Kill)」と呼ばれる特権を得る事ができる。

昇格の条件は、2件の「殺し」の実績だった。

1件目ではてこずったボンドだったが、2件目は大物(MI6局長)だったが一発の銃弾で仕留める事ができた。


00課に昇格したジェームズ・ボンドの「007」としての最初の任務は、マダガスカルでテロリストの爆弾男(ボム・メイカー)モロカを、生け捕りにし、背後に居る、世界中のテロリストの資金源である「謎の男」の正体を突き詰めることであった。


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しかし、監視に気付いたモロカに、フランス大使館へ逃げ込まれてしまう。

モロカを追うボンドは、大使館内に押し入り、モロカを射殺してしまう。

一部始終を、撮影していた大使館内監視カメラの映像を、スッパ抜かれ、国際ルールを破ったボンドの行動をマスコミが非難し、MI6とMは、窮地に立たされる。



しかし、任務の完了しか頭にないボンドは、MのPCからMI6の機能を使い、死んだモロカの携帯に残された謎のメッセージ「エクリプス」の発信源をトレースし、判明した発信源バハマへと飛ぶのだった。

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モロカにメールを送ったのは、元諜報部員で今はテロリストに武器や情報を売るディミトリオスだったと判明。

今度は、Mのパスワードを使用し、MI6の機密情報にアクセスし、ディミトリオスが、世界のテロリスト組織に資金を提供しているル・シッフルと関係している事を知る。

ボンドはディミトリオスからカードで、大金と64年式アストンマーチンを巻き上げ、その妻のソランジュに近づく。


彼女からディミトリオスが、マイアミ空港へ向かうという情報を得たボンドは、ディミトリオスを尾行。

空港へ向かう途中ディミトリオスは、「人体展」に立ち寄り、荷物を預け、その預かり札を誰かに渡すため、展示場内に置いた。

誰が現れるか待つボンドの尾行に気付いていたディミトリオスが、襲い掛かってきたため、やむなくディミトリオスを、静かな格闘の末殺害する。

しかし、その時には、ディミトリオスの荷物は、既に持ち去られていた。

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荷物を持ち去ったのは、新たな爆弾男(ボム・メイカー)であるカルロスだった。

カルロスの狙いは、空港でお披露目される最新鋭の航空機「スカイフリートS500」だった。

実は、あるテロ組織から預かった資金を増やすために、ル・シッフルは、航空機会社の株を暴落させて大金を得ようと、ディミトリオスを使い「スカイフリートS500」爆破を目論んでいたのだ。


滑走路に向かうカルロスに、何とか追い付いたボンドは、着陸寸前の飛行機や、各車両を巻き込んだカーチェイスの末に、「スカイフリートS500」爆破を阻止した。

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ディミトリオスの線を洗ったMは、ル・シッフルこそが、ボンドが追っていた「謎の男」だと知る。

ボンドの爆破阻止によって、テロリストの資金を根こそぎ失ったル・シッフルは、早急に穴埋めするだけの大金を手に入れ、損失を取り戻さないと、自分の命が危うくなるため、モンテネグロのカジノ・ロワイヤルで、大金を賭けたポーカー賭博を開き、資金を集めようとしていた。

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ル・シッフルをポーカーで破産させ、テロリストから守ることを引き換えに、何もかも白状させる。

それがMからボンドへの次なる指令だった。




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そのために、国家がボンドに許した掛け金の1,500億ドルと、財務省からの監視役"ヴェスパー・リンド"が送り込まれた。

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ボンドの恋人という設定で、美しく着飾ったヴェスパーと、応援の諜報部員ルネ・マチスが見守るなか、遂にポーカーゲームが幕を開けた。






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以下、多少のネタばれも含まれますので、ご注意下さい。
「007/カジノ・ロワイヤル」のサイドストーリー:そん畜生は死んじまった(The Bitch is dead)


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序盤のモロカとボンドのチェイス・シーンは、すごい迫力で、高所恐怖症の私は、マジで冷や汗もんでした・・・ヾ(^▽^;)ゞ

あの、バルクールっていうんですかね?


飛んだり、壁をよじ登ったり、あれは絶対身に付けたいと思いました(^▽^)

しかし、この時のボンドは、「これじゃボンドじゃなくて、ターミネーターやん(^^;)」という印象です。

壊して壊して・・・壊しすぎて、壁を突き破ってボンドが登場するくだりは、思わず、プッと吹き出しそうになりました(^▽^)ノ



あと、ボンドが00エージェントとして成長する物語という位置付けなので、この粗削りさでもOKなんですが、これが、クレイグ生来のものなのか、ワザとなのか・・・いずれにせよ、続編となる次回作以降で、真価が問われることでしょう。

やっぱり、以前予測していた通り、ダニエル・クレイグが、コネリー系の風貌ということで選ばれたのは、間違いないのではないかと思います。オマージュ・シーンのチョイス加減とかね(^▽^)v

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劇中、ボンドがポーカーを、ヴェスパーにレクチャーするシーンの台詞に、「ツキで勝てるわけじゃない」とか、「回ってきたカードの《手》で、勝負するわけじゃない。勝負するのは、《相手》とだ」と言いますが、本当にそうです。

私は、ギャンブルや、パチンコにはまったく興味ありませんが、ポーカーならノリノリで勝負しますもん!

なんか、普通のギャンブルも、パチンコも機械や、選手任せになるじゃないですか。

あれが、まったく燃えられない原因で・・・ポーカーの醍醐味は、ボンドが言う通り、ブラフ(はったり)の応酬です。

相手との化かし合いというか、読み合いです。

こっちの手が、ブタ(何の手も揃っていない状態)の時に、手が完成しているにもかかわらず、相手に勝った時の嬉しさといったら・・・これが、もう!(略




原作では、バカラだったのですが、現在欧米でポーカーが大流行なので、本作ではポーカーになったらしいです。

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久々に、CIAのフィリックス・ライターが、登場しますが、シリーズ初(コネリー主演の「ネバーセイ・ネバーアゲイン」では、すでに黒人のライターが登場していますが・・・あの時は、本当に以外でびっくりしました!)の黒人ライターとなります。


しかし、毎回言いますが、なぜM役でジュディ・デンチ続投なんでしょうか?本編を観れば、その意図が分かるかと思っていたのですが・・・分かりませんでした(T▽T)


いや、仕切りなおしという割りに・・・ということですよ!

ボンドとMの関係的には、ああいう感じでOKなんでしょうが・・・他の役者でもいいじゃん(T▽T)ということですよ!

もともと絶対に好きになれないMだったので・・・。



さて、ヴェスパー。

マチスも、原作のイメージ通りの印象で良かったのですが、何と言ってもヴェスパー!

いいです(#^▽^#)

イメージ通り!

これ以上は無い!という位ハマってました!

しかし、あの幕引きは・・・予想外幕引きでした。

原作以上に、ヴェスパーの苦悩が伝わってくる展開で、涙でちょちょぎれました。

しかも、手を伸ばすボンドを、拒否する、あの芯の強い目。



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そりゃ、忘れられん女になるわな!




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だからこそ、「そん畜生」としか表現できなかった・・・。




ね、皆さん。

本作を観た後に、「女王陛下の007」を観て下さい!ぜひ!



作品中では、触れられませんが、冒頭でレイゼンビー=ボンドは、ヴェスパーの墓参りをした後に、未来の妻=トレーシーに出逢う事になります。

まぁ、原作はそういう設定なんで。

そのつもりで、観て下さい。





そして、その後で、「007/消されたライセンス」を観て下さい。



とうとうトレーシーを殺したブントに復讐することが適わなかったボンドが、自分たちとまったく同じ境遇に見舞われた親友ライター夫妻の復讐に立つ姿。

充分納得でき、また何倍も面白く、思い入れ深く楽しめると思います。



しかしこうなると、宙に浮いている(多分)「サンダーボール作戦」や「スペクター」の版権問題も、早く解決して、本当にこれまでの作品をリメイクしてほしいのですが・・・(^^;)どうですかね?






1.African Rundown (6:52)
2.Nothing Sinister (1:27)
3.Unauthorized Access (1:08)
4.Blunt Instrument (2:22)
5.CCTV (1:30)
6.Solange(0:59)
7.Trip Aces (2:06)
8.Miami International (12:43)
9.I'm the Money (0:27)
10.Aston Montenegro (1:03)
11.Dinner Jackets (1:52)
12.The Tell (3:23)
13.Stairwell Fight (4:12)
14.Vesper (1:44)
15.Bond Loses It All (3:56)
16.Dirty Martini (3:49)
17.Bond Wins It All (4:32)
18.The End of an Aston Martin (1:30)
19.The Bad Die Young (1:18)
20.City of Lovers (3:30)
21.The Switch (5:07)
22.Fall of a House in Venice (1:53)
23.Death of Vesper (2:50)
24.The Bitch Is Dead (1:05)
25.The Name's Bond... James Bond (2:49)




THE END

OF

“CASINO ROYAL”

BUT

JAMES BOND WILL RETURN

IN

QUANTUM OF SOLACE





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posted by 大塚陽一 at 17:09 | Comment(0) | TrackBack(0) |   ・ジェームズ・ボンド007
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