2015年11月26日

007/ダイヤモンドは永遠に DIAMONDS ARE FOREVER






あら大変!



あなた、



ジェームス・ボンドを殺しちゃったの?!

















前作「女王陛下の007」のみでジョージ・レイゼンビーが降板したため、サルツマンとブロッコリは、再度新しいボンド役探しをすることになりました。



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ジョン・ギャビンさん↑

当初は「サイコ」に出演しているジョン・ギャビンが採用され、契約も結んでいましたが、映画配給会社であるユナイテッドアーティスト社が、ボンド役が代わることに難色を示し、多額の出演料と2本の映画製作権を用意(コネリーはこの収入すべてを使って教育基金を設置)してショーン・コネリーに話を持ちかけ、見事に彼の復帰を実現させました。



もちろん、今回が最後だという約束で。


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この作品は、前作の不評でナーバスになった制作サイドが、第三作目「007/ゴールドフィンガー」の栄光よ、もう一度・・・ということで、「ゴールドフィンガー2」とも言えるほどの内容にしようと、監督にガイ・ハミルトンと、スタッフもほぼ、当時のスタッフを結集、ゴールドフィンガーの弟を悪役にするため、ゴールドフィンガーを演じたゲルト・フレーべに出演交渉までしたしたそうですが、結局、前作からのブロフェルドとの因縁に触れないのは、逆におかしいということで、ブロフェルドを登場させる事になりました。




今回の舞台となるラスベカスで、ボンドがマスタング・マッハ1を駆り、パトカーを相手にラスベガスで繰り広げるカーチェイスは評判が良く、以後カーチェイスシーンの伝統となる片輪走行はここから始まったそうです。

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プロフェルド役は第五作目「007は二度死ぬ」で、英国情報部員ヘンダーソンを演じたチャールズ・グレイ。

悪くない・・・のですが、やっぱり前作のテリー・サバラスに演じてもらいたかった。

そう。

やっぱりレイゼンビーvsサバラスというキャスティングで観たかった・・・


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クライマックス、プロフェルドの石油櫓にある要塞でのシーンも、実写にこだわった事が返ってテンポを乱してしまっていますが、ストーリー、構成ともに、バランスの取れた典型的なボンドムービー作品といえるでしょう。


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「007/ダイヤモンドは永遠に」のストーリー:
死刑執行を待つ気分だよ。
さしずめ、君が最後の食事、そうだろ?




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日本、カイロなどブロフェルドの足跡を追うボンドが、遂にブロフェルドを見付け、影武者共々殺害する。

Mからは休養も兼ね、しばらく地味な任務(南アフリカから発掘される大量のダイヤモンドが盗難され、何者かによって密輸され、闇市場にも出ずに消失している件の捜査)につけと命を受ける。


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ボンドは、アムステルダムへ向かい、ダイヤの運び屋ピーター・フランクスと言う男に成りすまし、ティファニー・ケイスと言う女性に接触する。



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ラスベガスのホテルでカジノに夢中になるボンドは、そこで知り合った女性と、一夜を楽しもうとするが、見知らぬ男達の妨害を受ける。 


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そうこうしている内に、本物のフランクスが脱走し、ティファニーに接触しようとするが寸前でボンドが殺害。とっさに機転を利かせて自分の身分証をフランクスの懐に入れてボンドを殺した事にする。


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その遺体にダイヤを隠して、ロスへ密輸。

葬儀社で、ダイヤを手渡した瞬間に何者かに襲われ気絶するボンドを殺し屋が棺桶に閉じ込め、火葬にかける。


果たしてボンドは、密閉された棺桶から無事に脱出することが出来るのか?

そして、消えたダイヤは一体どこに運ばれ、何に利用されているのか?


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「007/ダイヤモンドは永遠に」のサイドストーリー:
地球上最高の硬度、ガラス切り、女性にとって、犬以外で最良の友




いやぁ、しつこいですが、やっぱりレイゼンビー・ボンドとサバラス・ブロフェルドで観たかったですね。

そうすれば、同じ内容でも、もっともっと印象も変って、最高級の作品になっていたんじゃないかしらん?と思います。



一応、冒頭でボンドは、やっきになってブロフェルドを探していますが、妻の復讐というニュアンスは皆無で、ただ宿敵を!という執念にしか観えませんでした。

まるで、前作を無かった事のようにしていることが気に入らないです。

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せめてブロフェルドを倒した後、トレーシーの墓参りシーンくらい入れて欲しかった(この願いは、第12作目「007/ユア・アイズ・オンリー」で、微妙に実現しますが・・・)ですね。

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とは言え、コネリーはさすがです。

ブランクをまったく感じさせない堂々たるボンドっぷり。

例えば・・・


「'51年物ですかな?」

「シェリーに年代はないぞ、007」

「なに、ベースになっている原酒のことですよ・・・1851年?」




などという、Mとのやりとりも、これまでのシリーズをちゃんと踏襲していながら、新たなやりとりで楽しませてくれます。

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今回は敵の子分たちも、いつもとは逆の意味で魅力的でしたね。

病んだ超大国米国が舞台ということで、特にゲイの殺し屋二人がいい味を出していました。


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存在自体がブラックユーモア的だった。

ブロフェルドが、隠れ蓑に利用するWWこと大富豪ホワイト氏のモデルは、ハワード・ヒューズです。

ボンドガールは運び屋ティファニーに扮したジル・セント・ジョン嬢でしたが、当時、キッシンジャー大統領補佐官の愛人として話題になった女優さんです。



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気分によって髪型、髪の色を変えるという趣向で、しかも服装が、もう!大きなお友達もドキドキな趣向が凝らされていました!

しか〜し!

印象的だったのは、出番は少なかったですが、華のあるラナ・ウッド嬢の方でした。

その短い出演時間といい、それでも強いインパクトを残せるところといい、まるで「007/ゴールドフィンガー」で、金粉だらけの死体を演じたシャーリー・イートン嬢なみでした。

ラナ・ウッド最高!


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かのナタリー・ウッド嬢の実妹だそうです!






さて、サントラですが、前二作品に続いて、これまたいいですよ!

主題歌も、「007/ゴールドフィンガー」のシャリー・バッシーですから!



このサントラに収録されているシャーリー・バッシーの「ダイヤモンドは永遠に」は、通常のベスト版とかに収録されているバージョンと、オープニングが違うバージョンです。

こっちの方が、いいですよ!







1.Diamonds Are Forever (Main Title) / Shirley Bassey (2:52)

2. Bond Meets Bambi and Thumper (3:09)

3. Moon Buggy Ride (4:16)

4. Circus,Circus (2:50)

5. Death at the Whyte House (4:53)

6. Diamonds Are Forever (Source Instrumental) (3:45)

7. Diamonds Are Forever (Bond And Tiffany) (3:39)

8. Bond Smells a Rat (1:52)

9. Tiffany Case (3:46)

10. 007 and Counting (3:31)

11. Q's Trick (2:26)

12. To Hell With Blofeld (5:09)

Bonus Tracks:
13. Gunbarrel and Manhunt (3:11)

14. Mr. Wint and Mr. Kidd/Bond to Holland (4:03)

15. Peter Franks (2:55)

16. Airport Source/On the Road (3:00)

17. Slumber,Inc. (2:22)

18. The Whyte House (2:21)

19. Plenty,Then Tiffany (2:26)

20. Following the Diamonds (4:03)

21. Additional and Alternate Cues (9:11)




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THE END

OF

“DIAMONDS ARE FOREVER”

BUT

JAMES BOND WILL RETURN

IN

“LIVE AND LET DIE”




posted by 大塚陽一 at 23:15 | Comment(0) | TrackBack(0) |   ・ジェームズ・ボンド007
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