
【映画「マリア」より】
原題:THE NATIVITY STORY
聖母マリアの処女受胎からイエス・キリストの生誕までを描いた2006年製作のアメリカ映画。
中東エルサレム。ヘロデ大王の税金取り立てに苦しむ村ナザレに住むマリア(ケイシャ・キャッスル=ヒューズ)は、ヨセフ(オスカー・アイザック
)との婚約中に身ごもってしまい、村中の人々から非難される。
ただ一人、夫・ヨセフだけは「神の子を身ごもった」というマリアの言葉を信じ、やがて“救い主”誕生の予言に怯えるヘロデ大王の命で人口調査が始まったのを機に、夫婦はヨセフの故郷・ベツレヘムへと旅に出ることを決意する。
200キロという長い旅路には、険しい山道や不毛の砂漠など自然の猛威が立ちはだかり、2人の行く先を阻むが、この過酷な旅を通して、マリアは女性として母として成長し、そんな彼女をヨセフが献身的に支えていく。
そしてたどり着いたベツレヘムの小さな馬小屋で、歴史に残る誕生の瞬間を迎える――。

婚約中ではあっても、婚前交渉は石打の刑に処された時代に、天使ガブリエルから受胎告知を受け、誰にも信じてもらえないマリアを、信じて守るヨセフの物語です。

確証はなくとも、確信を持って行動する二人の姿に、我と我が身を顧みて、涙が止まりませんでした。

今日の「一言」は、旅の途中で、ふとマリアがヨセフに、「お腹の子は、どんな子だと思う?」と尋ねた時のヨセフの返事です。
そりゃ、そうだろうよぉ〜と思いましたが、これ、実は、どの子にも当てはまると思いませんか?
教えるなどとはおこがましい。
勝手に学ぶのですから、我々は、我々の人生と、しっかり対峙していればいいのではないでしょうか?
