2015年05月05日

ビジネスマナーの心





洗濯糊が紳士を作り



礼儀が淑女を作る










ジョージ・ブライアン・ブランメル(ボー・ブランメル)







拙ブログ「ビジネスマナーの基礎」カテゴリの「ビジネスマナー・エチケット(基礎)」と「ビジネスマナーの本質と現象」でも二度にわたり解説しているので、しっかりビジネスマナーが理解できている皆さんにはくどいと、耳にタコだといわれそうですが、ビジネスマナーの本質というか、極意の相手本位とか、相手の立場に立つといったことが、言葉や理屈では分かるけど、なかなか本質をつかめたかどうか実感が・・・という声をよく聴くので、もう少し詳しく書いておこうと思います。



そこで、一番いい例を思いつきました!

みなさんは、三つ揃いのスーツを着る時に、ベストの一番下のボタンを外すのは、ご承知の通りだと思いますが、なぜ外すようになったかというのは、ご存知でしょうか?

もともとは全部留めていたそうですが・・・




時は19世紀・・・

イギリス王室でジョージ四世が摂政殿下だった頃です。

ジョージ四世がパーティーに、うっかりベストの一番下のボタンを掛け忘れて出席してしまいました。

飽食で、ちょっとお腹の出ていたジョージ四世なので、目立ってしょうがなかったようですが、本人はまったく気づかない様子…



と、この時ジョージ四世の失態に気づいたファッション界に影響力のあったイギリス、ロンドンの社交界の花形、ボウ・ブランメルこと、ジョージ・ブライアン・ブランメル。

彼は、なんとかジョージ四世に恥をかかすまい!と、当たり前のように自分のベストのボタンもさり気なく外したのです。

パーティに出席していた人々は、その姿を見て、ブランメルの心遣いを察して、全員がボタンを外しました。

この逸話からベストの一番下のボタンを外す文化が確立され、広がっていったのです。





実に粋ではないですか。



実はボタンを外すようになったルーツには、諸説ありますが、私はこの説が一番ビジネスマナーの本質を体現しているので支持しています。



うっかりしてしまったジョージ四世に、耳打ちするでも無し、間違いを指摘するでも無し、さっとスマートに殿下のいでたちに合わせる心遣いのあり方。


ステキですよね。


この逸話こそ、ビジネスマナーの王道を体現していると思います。


私も常に、とっさの言動で、ボウ・ブランメルのようにビジネスマナーを体現できるように在りたいものです。




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posted by 大塚陽一 at 01:09 | Comment(2) | TrackBack(0) |   ・ビジネスマナーの基礎

2015年01月07日

ビジネスマナーの本質と現象




確かに<こころ>は

だれにも見えない



けれど

<こころづかい>は見えるのだ



それは 

人に対する積極的な行為だから






同じように

胸の中の<思い>は見えない



けれど<思いやり>は

だれにでも見える



それも

人に対する積極的な行為だから






あたたかい心が 

あたたかい行為になり



やさしい思いが 

やさしい行為になるとき



<心>も<思い>も 

初めて美しく生きる




それは 

人が人として生きることだ












宮澤章二






拙ブログ「ビジネスマナーの基礎」カテゴリの「ビジネスマナー・エチケット(基礎)」という記事でも触れましたが、「ビジネスマナーの本質と現象」について、もう少し詳しく書いておこうと思います。

さて、前回「ビジネスマナー・エチケット(基礎)」の記事の中で、ビジネスマナー・エチケットの基礎として押さえておいて欲しいポイントとして・・・





・ビジネスマナーは自己満足の自己完結ではなく、相互満足の相互完結を目指すべき

・想像力を持って、「自分がして欲しいこと」ではなく「相手がして欲しいこと」を察して行う

・自分本位ではなく、相手本位






などといったことをお伝えしてきました。



今回は、それをもっと具体的にお話しすることで、目に見える現象に囚われず、その本質をしっかりと踏まえた上で、TPOに合わせたマナーが行えるようになって欲しいと思います。





まずは、基本である一点目を解説します。



●自分本位ではなく相手本位

我々が、誰かを待たせる時によく使う便利なキーワード「ちょっと待ってて」という言葉。

あなたの「ちょっと」って、具体的に何分ですか?

試しに、周りのご家族や友人に尋ねてみてください。



ある人は「1〜2分かな?」と言うでしょう。

また、ある人は「5分前後かな?」と言うかも知れません。



例えば、あなたが待たせる方で「ちょっと」イコール「5分」だとします。

待たされる相手の「ちょっと」が、イコール「1〜2分」だとします。

あなたが3〜4分で、用事を済ませてしまったら、「ちょっとって言ったけど、思いのほか早く済んで良かった」と思いながら相手に上機嫌で「お待たせ♪」と言います。

しかし待たされている方は、1〜2分のつもりが3〜4分も待たされて、ちょとイライラしているところに上機嫌のあなたが現れたから、「他人をこんなに待たせておいて、謝りもしないで!」と更にイライラモードになるでしょう。

それを見てあなたも、「こっちは急いで切り上げてきてやったのに、なんだあの態度は!」となるかもしれません。



こういうことが、いつも我々の世界では起こっています。

なんてことはないことが原因で、不必要なイライラで貴重な時間を無益に過ごしているパターンが多いのではないでしょうか?



自分本位ではなく相手本位で、というのは、自分の基準ではなく相手の基準を察して合わせるということ。

察そうとしても、相手の基準はなかなか見抜き難いものですから、そういうケースの時は、自分から具体的に基準を提示すること、つまり、「ちょっと」なんて曖昧な言葉を遣わずに、「5〜6分ほど待っていただけますか?」と基準を合わやすくすることが大事になってきますね。






あと、マナーの本質として把握していていただきたいのが二点あります。





一つ目は、

●マナーは普遍なものではない

と、いうことです。

例えば、私が新人の頃に受けたビジネスマナーの研修では、上着を着ずに社外に出ることは、基本的にはNGでした。

真夏の暑い時に、上着を腕に持って・・・とかなら、OKでした。

なぜかというと、ワイシャツはもともとは下着とイコールだったからです。

下着で外をウロウロするのはおかしいという風に言われたら、確かに、と納得してしまいますよね。



しかしながら、現代は、クールビズとかありますから、上着を持ち歩かずに半袖のシャツにノーネクタイで通勤なんてことも当たり前ですよね。

ですから、ビジネスマナーは普遍的なものではなく、時代と共に変化してきているものなのだということを忘れないようにしないといけません。

時代と共に変化するということは、これからも変化は起こるということですから、自分が学んだマナーが常に正しいとは言えないと言う事です。






二点目は、

●マナーは国や地域で違う

ということ。

例えば、冬の寒い日にコートを着て、他家を訪問するとします。

日本では、相手の玄関に入る前にコートを脱いでおくのがマナーですが、西洋では、玄関に入ってからコートを脱ぐのがマナーです。




また、エスカレーターのマナーは、一般的には、左側によって立って乗るのがマナーですが、関西地区では右側に乗るのがマナーですよね?



・・・という風にエスカレーターのマナーを紹介すると、片側によって乗ったら空けたスペースを駆け上がる人がいて危険なんじゃないか?という質問を良く受けますが、もちろんエスカレーターの上を駆けたり、歩いたりすると危険ですね、ですから、マナーとして正しいのは立ったままで乗るということと、やはり右側を空けるのが正しいマナーで、駆け上がるのはマナーとしてはNGです。

駆け上がりたいほど急ぐ時は、階段を利用してください。

全員が、立ったままで乗ることができれば、駆け上がる人がいないということですから、危険もありません。

片側によるのは、心遣いを体現するという部分でマナーとして成り立つという考え方です。




では、もし、我々がエスカレーターに乗っている脇を駆け上がる人が居たら?

「コラ!」と注意して正しいマナーを強要する!のは、マナーとしてはNGです。

注意とマナーを守らせるのは、その施設の管理権を持つ方がすることで、我々がすべきことではありません。

もちろん、緊急時、或いはそれに近い場合に危険回避のために、という場合は別です。




さて、文字だけでは細かいニュアンスが伝わり難いかもしれませんが、以上が本質のポイントになります。




本質を捉えて行う行為と、現象だけを真似して行う行為では、TPOに合わせた臨機応変な対応に違いが出てしまいます。





ぜひ、

●自分本位ではなく相手本位


●マナーは普遍なものではない


●マナーは国や地域で違う


ということを踏まえた上で、TPO(Time:時間とPlace:場所とOccasion:場合)に応じて臨機応変に対応してください。






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posted by 大塚陽一 at 17:58 | Comment(2) | TrackBack(0) |   ・ビジネスマナーの基礎

2014年04月12日

ビジネスマナー・エチケット(基礎)






「神祭(しんさい)」は、

自然の厳かな雰囲気など

目に見えない貴いとされる神々、

あるいは太古の昔から

人々に畏れられた自然の脅威や、

その自然からの恵みを

大切に敬う精神性に基づいています。



そもそもは、

その人がもっとも大切だと思うものに

何かを差し上げることが

「まつり」の意味のひとつなのです。



その場合には、

神聖な場所において

魂と心を込めて作った食べ物や、

「幣帛(へいはく)」という絹布などを

神様に差し上げるための

「神祭」が執り行われます。



これが

日本人の「おもてなし」の原型にあるのです。










山村明義本当はすごい神道」より】





私は、職業柄ビジネスマナーやエチケットを企業内研修・求職者支援訓練・就職支援などで、お伝えする機会が多いのですが、いつも思うのが、ビジネスマナーやエチケットをお伝えする時間があまりにも少な過ぎるということです。

そこで、限られた時間内にお伝えできない部分をブログを通じてお伝えしたいということで、「ビジネスマナー」関連のカテゴリを設けました。

少しずつ内容を充実させていって、訓練生の皆様が、ふと迷った時に立ち寄って確かめる場所、またたまたまここに辿り着いてくださった方が、ビジネスマナーの本質に気付くきっかけになれたら・・・そう願っております。

ゆっくりペースの更新になると思いますが、よろしくお願いいたします。








巷にはいざという時に恥をかかないビジネスマナーという感じの表現が溢れていますが、マナーは相手のためであって、自分が恥をかかないためではありません。

このことをちゃんと理解できているかどうかということが本物のビジネスマナーを身につけることが出来るかどうかを分ける重要なポイントになります。




ビジネスマナーについて、ついつい小手先のテクニックにとらわれてしまいがちですが、大事なのはビジネス以前の人間力(人柄や人間性など)ですね、これは何事においても言えることですが表面的な現象よりもその本質に意味があります。

隠しても隠しきれない人間力が最後には物をいうことが多いのです。



なぜビジネスマナーで人間力が重要なのかというと、難しく言うと自己完結ではなく相互完結でないといけないからです。

よく「人付き合いが苦手なのでできるだけ人と関わらない仕事を」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、誰とも関わらずに済む仕事はありません。



需要があるからビジネスが成り立つわけで例え一日中モニターとにらめっこする仕事でもその向こうには必ず誰かが居るのですから相手と能動的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が大事になりますよね。

自己完結は自己満足。

相互完結は相互満足。

お互いに満たし合えるビジネスがいいですね。




そのコミュニケーションを取るのに重要なものの筆頭が想像力です。

何を想像するのかというと、どうしたら相手が喜んでくれるかということです。

みんな自分がどうしてもらったら嬉しいかはよく知っているのですが、他人がどうしたら嬉しいかどうされるのが嫌なのかは理解するのが難しいのです。




「自分がされて嫌なことは他人にしない」は正しいと思いますが「自分がされて嬉しいことを他人にする」ではなく「相手がされて嬉しいことを相手にする」という方が、どうやら正しいようですよ。




人間力が大事という理由はもう一つあって、我々自身の姿勢としてはオンとオフはちゃんと切り替えた方がいいのですが、仕事とプライベートって実は地続きで繋がっているものですよね?

私生活を充実させるためには仕事がうまく行っている方がいいし、いい仕事をするために私生活を充実してる方がいい。





プライベートも独りで生きて行ける人はいません。

必ず日になり影になり、大勢の人たちからいろいろな形で助けられお世話になりながら生かされています。

そのことを胸に畳み込んで生きているかどうかというのも人間の幅に大きく影響していると思います。





また、壁に耳あり障子に目ありといいます。私の昔のクライアントさんの事例ですが、営業の方がプライベートの旅行先で酒の上でちょっとした失敗をしたのですが、それをたまたま旅行中のお客様に目撃されて数名の顧客を失ったということがありました。

顧客からすればオンオフ関係ありませんからね。



さて、色々と脱線しながら語ってきましたが、これからこのカテゴリの中で、できるだけ簡単にわかり易い解説を加えながらビジネスマナーをご紹介していきたいと思います。







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posted by 大塚陽一 at 17:13 | Comment(0) | TrackBack(0) |   ・ビジネスマナーの基礎
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