2015年08月25日

007/ドクター・ノオ Dr.NO (007は殺しの番号)







“00(ダブルオー)”は殺しの許可証だ。




殺されては意味がない。














記念すべき007シリーズの1作目です。

1962年の作品で、しかも第1作目という事で、ストーリーや演出など、歴代の作品に比べて見劣りするのではと思いきや、なんの!なんの!無駄な贅肉が無い分、むしろ中だるみを感じる一部のシリーズ作品に比べ、見応えある充分満足できる007らしい作品でした。







初公開時は、「007は殺しの番号」と言うタイトルだっただけあって、歴代の作品より殺し屋的な雰囲気が強く、ワルサーPPKに、ドでかいサイレンサーを装着して殺しを行うシーン(「007/カジノ・ロワイヤル」の冒頭シーンは、このシーンへのオマージュ)は、スパイの非情な世界を見せてくれます。


今では恒例となっている秘密兵器も、まったく登場せず、現実的でプロ意識の強いボンドを見ることができます。


ドアに髪の毛を貼り付けたり、アタッシュケースの鍵に粉をかけたり、川の中で息ができるように葦を切って使ったり・・・大きなお友達が、小さな頃に真似していたようなシーンばかり出てきます。


ちなみに「007/ドクター・ノオ」は、四代目ボンド役ティモシー・ダルトンが、一番好きだと推していた作品でもあります。

dn-tux-cu3.jpg


とにかく、ショーン・コネリーがかっこいいです!!


強烈な存在感に、艶っぽい目付き、アクのある顔、冷酷でも魅力的なコネリー・ボンドは、今でも多数の支持者を保っています。

実際、初代ジェームス・ボンドが、コネリーでなければ、きっとシリーズ化はなかったでしょう。

殺しのライセンスを容赦なく行使し、何人もの女性とベッドを共にする。

一流紳士服店のオーダーメイドのスーツを着こなし、ステアではなくシェイクした特別製のマティーニを飲む。

実際、当時のヒーロー像としては、かなり斬新なキャラクターでしたが、それを納得させるだけの力業的な強烈個性をコネリーが、持っていたからこそ観客に受け入れられたのだと思います。


ショーン・コネリーは、当時無名の俳優で、この作品のスクリーンテストで怒りを露にして断ったらしいのですが、その感情の激しさが気に入られて、ボンド役を掴んだと言われていますが、真相はボディビルで鍛えられたコネリー全裸写真を見てブロッコリ夫人が推したからだそうです。

この辺は、ダニエル・クレイグのあの身体を見て一発で気に入ったバーバラさんのそれとそっくり同じなエピソードで血は争えませんなと・・・

49dd4-universe_3rd.jpg

貧しい環境で育ったコネリーは、スコットランドなまりが抜けず、ボンドのライフスタイルにもなかなか同化できなかったため、監督であるテレンス・ヤングは、高級なスーツを身につけ、ワイシャツもネクタイも着けたまま寝るように指示したそうです。



今では、アクション映画の定番とも言える手法ですが、暴力的なシーンの後に、必ずボンドが皮肉とユーモアに満ちたセリフをもらす手法は、当時ではとても斬新なものでした。

 敵役のドクター・ノオは、鉄製の義手が印象的で、この役を演じたジョセフ・ワイズマンは、その義手に慣れるために、病院で数日間を過ごしたそうです。

彼もこの後に続く悪役同様、自分に大きな自信を持っており、ボンドを捕らえてもすぐには殺さず、余裕しゃくしゃくで夕食に招き、自らの計画と天才ぶりの自慢を始めます。





Dr-No-509.jpg



「東側のためか?」

「東?西?方位磁石の話でもしているのかね?ミスター・ボンド。どちらも愚鈍極まりない者どもだよ。私の組織はスペクターだ」

「スペクター?聞いたことがないな。頭のおかしな連中には詳しいはずなんだが」

「スペクターとは、対諜報活動・テロ・復讐・搾取を目的とする特別執行機関(SPecial Executive for Counter-Intelligence, Terrorism, Revenge, and Extortion)で、頭文字をとってスペクター(SPECTRE)だ。世界の頭脳が集結し、権力を操っている。」

「楽しそうなお仲間だな。いささか芝居じみてはいるが・・・ここがスペクターとやらの本部とすればだがね」

「本部?冗談は止めたまえ、ミスター・ボンド。それとも私を怒らせたいのかな?ここは本部などではない。ここはスペクターのほんの爪の先にも足りないものだ。取るに足らないロケットの軌道を、少々変えてやることが我々の唯一最大の大仕事だとでも思うわけかな?」

「また大きく出たな。一体何が目的だというんだ」

「究極のコントロール・・・完璧な・・・すべてを掌握する・・・世界を、いや、もっと大きなものを完全に掌握することだ」

「わかったよ、博士。先ほどは『頭のおかしな連中』という言葉を使ってしまった。失礼な言い方をしてすまない。正確に言うと、お前たちは『パラノイア』というんだ。誇大妄想狂ということだ」






このボンドと敵のトーク(皮肉たっぷりの)を交えた晩餐会はシリーズを通しての定番となります。

dr_no_joseph_wiseman1.png



また、今作ではドクター・ノオが属する組織「スペクター」の全貌には触れられてませんでしたが、次作の「007/ロシアより愛をこめて」、「007/サンダーボール作戦」、「007は二度死ぬ」、「女王陛下の007」、「007/ダイヤモンドは永遠に」と、計6作品シリーズ全盛期を通しての宿敵といえる存在となります。

英国諜報部と「スペクター」の因縁の争いは、実はこの第一作目「007/ドクター・ノオ」から始まっていたんですね〜!



記念すべき初代ボンドガール・アーシュラ・アンドレス登場シーンのゴージャスさは、第20作目「007/ダイ・アナザー・デイ」、007シリーズのパロディ映画「オースティン・パワーズ」でもリバイバルされる程印象的なシーンでした。

ちなみにアーシュラは、パロディ映画の方の「007/カジノ・ロワイヤル」にヴェスパー・リンド役で出演しています。





そして、火を噴く戦車、孤島に建てられた原子力施設内での壮大なアクションなど、見所も満載、後半の舞台になるエキゾチックなカリブでの名場面も最高でした。



ぜひ一度観て下さい!最近のCG全盛の作品に慣れた人なら特にカルチャーショックぐらいハマっちゃうかも知れませんよ!










「007/ドクター・ノオ」のストーリー:
我々はスペクターだ。スペクター(SPECTRE)とは、対諜報活動・テロ・復讐・搾取を目的とする特別執行機関(SPecial Executive for Counter-Intelligence, Terrorism, Revenge, and Extortion)で、世界の頭脳が集結し、権力を操っている。



アメリカの要請で、月面ロケット発射を妨害する不正電波を防ぐ工作をしていたジャマイカ駐在の英国諜報部員ストラングウェイズが消息を絶つ。

英国情報部「MI−7」に所属する007こと、ジェームズ・ボンドはMから、その捜査を命じられる。

drno2-cl-shirttie.jpg

CIAのフィリックス・ライターや、クォレルらと協力し、ボンドは、リモートコントロールによってジャイロスコープコントロールを狂わせる装置が使用され、その発信地がジャマイカ付近である事を突き止める。

アメリカの月面ロケット打ち上げを目前に控え、ボンドはその妨害者の発見と、危機回避のため、近付く者は一人として無事に帰った事のない「ドラゴン」の伝説がある「クラブ・キー」へと乗り込むのだが・・・









007/ドクター・ノオ【TV放送吹替初収録特別版】 [ ショーン・コネリー ]

価格:3,324円
(2015/8/25 22:44時点)
感想(1件)






以下、多少のネタばれが含まれますので、ご注意下さい。



続きを読む
posted by 大塚陽一 at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) |   ・ジェームズ・ボンド007

2015年08月15日

007/慰めの報酬 Quantum of Solace




ジェームズ・ボンドのことをどれ位知っている?



MI-6でも手を焼いているそうだ。



触れる者をみな、朽ち果てさせてしまう



君も気をつけろ













さあ、一般的にはシリーズ第22作目。

ですが、実は仕切りなおしニューシリーズ、第二シリーズの二作目、BOND2−2と呼んだ方がいいのではないかというのは、私の持論です。











前作「007/カジノ・ロワイヤル」のエンドロールで、ミスター・ホワイトから名前を聞かれて「ボンド、ジェームズ・ボンド」と決まり文句を言ってジェームズ・ボンドのテーマがかかっていたので、今作ではガンバレル・シーンから始まるものと思っていたら、前作でホワイトを拉致したシーンからの続きということで、ガンバレルは今回も無しでした。

プロローグを二作品使ってやるのか〜と感心していたら、次回作「スカイフォール」までがプロローグだったという壮大なオチに唖然としてしまいました。

046.jpg


今作の原作は、同名の短編で、「薔薇と拳銃」に収録されており、日本語版では「ナッソーの夜」となっています。










今作品の上映時間は1時間半とこれまでのシリーズで一番時間が短く、シリーズ恒例の無意味なアクションシーンがなく、個人的にはとても嬉しかったです。



007/慰めの報酬のストーリー:“トスカ”が退屈らしい


044.jpg

場所はイタリアの古都シエーナ。

ボンドはトランクに拉致したヴェスパーを操っていた男、「ミスター・ホワイト」を乗せたアストンマーチン・DBSで、謎の組織の構成員が操るアルファロメオ・159と激しいカーチェイスを繰り広げた末、何とか銃撃をかわしてホワイトを「M」のもとに連行するも尋問中に仲間内で突然の裏切りが起こる。

059.jpg

結局、ミスター・ホワイトは裏切り者の手引きにより逃走、ボンドは裏切り者を追跡の末、生け捕りにせず殺してしまう。

だが、裏切り者の遺した手掛かりからボンドはある一人の男の存在に辿り着く。

ドミニク・グリーン、この男の表の顔はグリーン・エコロジーを謳ったNPO法人「グリーン・プラネット」の代表者。

しかし裏の顔は、ヨーロッパと中南米を行き来し、利権のために元ボリビア軍事政権トップであるメドラーノ将軍のクーデターを支援する巨大組織の幹部であった。

一方、かつてメドラーノ将軍に家族をなぶり殺された女、カミーユもまた、復讐心を秘めてグリーンに近づこうとしていた。

グリーンはボリビアの天然資源の採掘利権を餌に秘密裏にCIA南米支局とも連絡をとっていた。

この利権を巡っては様々な駆け引きが裏で繰り広げられており、そこには英国の政府の中枢部の一部も関わっていた。

そのためボンドは祖国や味方であるはずの組織からも追跡を受け、犯罪の濡れ衣まで着せられてしまうが、鋼鉄の意志を曲げず、いまや自分を始末しようとするCIAの追手からも逃れながら、カミーユとともに天然資源利権の背後にあるグリーンの陰謀を阻止すべく立ち向かって行く。

071.jpg


各枢軸国に陰謀を通じた投資を斡旋する組織"Quantum"の全貌は?

復讐に取り付かれたカミーユと、グリーンを追うボンドの行く末は?















〔スチールブック仕様〕007/慰めの報酬〔1_300セット数量限定生産〕 【Blu-ray】

価格:4,104円
(2015/8/15 00:05時点)
感想(0件)






以下、多少のネタばれが含まれますので、ご注意下さい。



続きを読む
posted by 大塚陽一 at 01:25 | Comment(0) | TrackBack(0) |   ・ジェームズ・ボンド007

2015年05月06日

007/カジノ・ロワイヤル CASINO ROYAL



00(ダブル・オー)のライセンスというのは



「人を殺していいという許可」ではなく、



任務遂行において



「誰を殺すのかを決めていい許可」であって、



それゆえに彼は悩むんだ。







ダニエル・クレイグ






casino-royale-navy-linen-suit.jpg



さあ、シリーズ第21作目。

と、言うよりBOND2−1と呼んだ方がいいでしょう!



ニューシリーズ(私が勝手にこう呼んでいるだけで、公式には、こんな呼び方はしていません。念のため)第1弾にして、ダニエル・クレイグ=ジェームズ・ボンドの記念すべき第1作目だからです。



これまでのシリーズを知らない人も、原作を知らない人も、原作を読んでいる人も、充分楽しめる内容になってると言えるでしょう。



内容は、これまでの映画シリーズとは、本当にガラリと変わっていました。

しかし、驚いたのは、これまでの作品同様、過去のシリーズのオマージュ・シーンが、実にうまいやり方で挿入されている点です。

それは、これまでのシリーズと、決別し、無かった事にした訳ではなく、敬意を表しながら、仕切り直しするという姿勢というか、決意表明のようで、そこは良かったと思います。

そこで、オマージュまでしっかり堪能したいという方は、クラシック・シリーズ(これも私が勝手に言っているだけで、誰もこれまでのシリーズ作品を、こう呼ぶ人はいませんので・・・悪しからず^▽^;)第1作目「007/ドクター・ノオ」〜コネリー・ボンドの初期シリーズを見直してから、ご覧になる事をお奨めします。

あと、ある程度の生い立ちは、知っておいた方が、ボンドとヴェスパーの会話や、台詞が面白く聴けると思うので、簡単に紹介します。




名前:ジェイムズ・ボンド

階級:海軍中佐 

出生:ドイツ、西ベルリン 1968年4月13日生まれ

父:アンドリュー・ボンド

母:モニカ・ドラクロワ・ボンド


略歴:

両親は、共に登山中の事故により死去。

11歳まで、スイスとドイツで教育を受ける。

両親死後、叔母、ミス・シャーマイン・ボンドの住む、ケント洲ペットボトムへ。

12〜13歳。メイドとの「トラブル」(!)でイートン校を放校。

13〜17歳。フェステ校時代、ライト級ボクシングの代表に。公立校初の学校間柔道リーグを組織。

17〜31歳。英国海軍


人物:

クライミング、ダイビング、水泳などに秀でる。

フェステ校休暇中オーストリアの現地インストラクターの元で登山とスキーを学ぶ。

高価な車を、高速で運転することを好む。

高価な車を、高速で運転する女性、しかもボンドを追い越す女性には、熱狂的ともいえる興味を持つ。

ヨーロッパの数多くのカジノでギャンブル経験があるが、破産するほどのめり込んではいない。

酒を飲むが飲みすぎることはない。

オリジナル・カクテル(いつもの、アレね)のネーミングを考案中。

危機的状況を楽しむ傾向がある。





さて、本作「007/カジノロ・ワイヤル」は、「殺しのライセンス」を得て、00課に昇格する前から、昇格後最初の任務を遂行するジェームズ・ボンドを描いたものです。

00課への昇格の条件。

それは2件の「殺し」の実績です。

最初の「殺し」は、MI6の情報漏えいに関するもので、手こずりましたが、何とか果たす事ができました。

次のターゲットは、最初の「殺し」のターゲットへ、内部情報を流していた人物で、なんと、MI6の局長でした。






「007/カジノ・ロワイヤル」のストーリー:“00”の諜報部員は早死にしますから、その(ボンドを00に昇格させたという)失敗は、すぐ消えます



英国秘密情報部に所属する"ジェイムズ・ボンド"は、知力体力共に飛びぬけた素質とキャリアを買われて00課(ダブル・オー・セクション)昇格を目指していた。

00に昇格すれば、任務遂行中は自分の一存で人を殺してもよいという「殺しのライセンス(Licence To Kill)」と呼ばれる特権を得る事ができる。

昇格の条件は、2件の「殺し」の実績だった。

1件目ではてこずったボンドだったが、2件目は大物(MI6局長)だったが一発の銃弾で仕留める事ができた。


00課に昇格したジェームズ・ボンドの「007」としての最初の任務は、マダガスカルでテロリストの爆弾男(ボム・メイカー)モロカを、生け捕りにし、背後に居る、世界中のテロリストの資金源である「謎の男」の正体を突き詰めることであった。


CasinoRoyale.jpg

しかし、監視に気付いたモロカに、フランス大使館へ逃げ込まれてしまう。

モロカを追うボンドは、大使館内に押し入り、モロカを射殺してしまう。

一部始終を、撮影していた大使館内監視カメラの映像を、スッパ抜かれ、国際ルールを破ったボンドの行動をマスコミが非難し、MI6とMは、窮地に立たされる。



しかし、任務の完了しか頭にないボンドは、MのPCからMI6の機能を使い、死んだモロカの携帯に残された謎のメッセージ「エクリプス」の発信源をトレースし、判明した発信源バハマへと飛ぶのだった。

casino-royale-trailer10.jpg

モロカにメールを送ったのは、元諜報部員で今はテロリストに武器や情報を売るディミトリオスだったと判明。

今度は、Mのパスワードを使用し、MI6の機密情報にアクセスし、ディミトリオスが、世界のテロリスト組織に資金を提供しているル・シッフルと関係している事を知る。

ボンドはディミトリオスからカードで、大金と64年式アストンマーチンを巻き上げ、その妻のソランジュに近づく。


彼女からディミトリオスが、マイアミ空港へ向かうという情報を得たボンドは、ディミトリオスを尾行。

空港へ向かう途中ディミトリオスは、「人体展」に立ち寄り、荷物を預け、その預かり札を誰かに渡すため、展示場内に置いた。

誰が現れるか待つボンドの尾行に気付いていたディミトリオスが、襲い掛かってきたため、やむなくディミトリオスを、静かな格闘の末殺害する。

しかし、その時には、ディミトリオスの荷物は、既に持ち去られていた。

007_058.jpg

荷物を持ち去ったのは、新たな爆弾男(ボム・メイカー)であるカルロスだった。

カルロスの狙いは、空港でお披露目される最新鋭の航空機「スカイフリートS500」だった。

実は、あるテロ組織から預かった資金を増やすために、ル・シッフルは、航空機会社の株を暴落させて大金を得ようと、ディミトリオスを使い「スカイフリートS500」爆破を目論んでいたのだ。


滑走路に向かうカルロスに、何とか追い付いたボンドは、着陸寸前の飛行機や、各車両を巻き込んだカーチェイスの末に、「スカイフリートS500」爆破を阻止した。

007_057.jpg

ディミトリオスの線を洗ったMは、ル・シッフルこそが、ボンドが追っていた「謎の男」だと知る。

ボンドの爆破阻止によって、テロリストの資金を根こそぎ失ったル・シッフルは、早急に穴埋めするだけの大金を手に入れ、損失を取り戻さないと、自分の命が危うくなるため、モンテネグロのカジノ・ロワイヤルで、大金を賭けたポーカー賭博を開き、資金を集めようとしていた。

casino-royale-dinner-jackets.png

ル・シッフルをポーカーで破産させ、テロリストから守ることを引き換えに、何もかも白状させる。

それがMからボンドへの次なる指令だった。




007_024.jpg

そのために、国家がボンドに許した掛け金の1,500億ドルと、財務省からの監視役"ヴェスパー・リンド"が送り込まれた。

007_014.jpg

ボンドの恋人という設定で、美しく着飾ったヴェスパーと、応援の諜報部員ルネ・マチスが見守るなか、遂にポーカーゲームが幕を開けた。






【送料無料】DVD/洋画/007/カジノ・ロワイヤル TV放送吹替初収録特別版/KIBF-1121

価格:4,104円
(2015/5/6 15:46時点)
感想(0件)





以下、多少のネタばれも含まれますので、ご注意下さい。007/カジノ・ロワイヤルのサイドストーリー
posted by 大塚陽一 at 17:09 | Comment(0) | TrackBack(0) |   ・ジェームズ・ボンド007

2015年01月03日

JAMES BOND2-4 007/SPECTREに想う






SPECTRE,





SPecial Executive for Counter-intelligence,

Terrorism, Revenge and Extortion



「対敵情報、テロ、復讐、強要のための特別機関」





folder_007spectre.jpg






今年の11月に公開予定の007シリーズの最新作の日本語タイトルが、そのまんま「007/スペクター」に決まりました。

「スペクター」というのは、往年のファンにはたまらない名前で、第一作目「007/ドクター・ノオ(007は殺しの番号)」からコネリー・ボンドと対決してきた悪の秘密組織の名前で、色々な大人の事情から「007/ダイヤモンドは永遠に」から姿を消してしまいました。

昔からのファンは、みんな復活を夢見ていたのではないでしょうか?




そして、「スペクター」といえば、「ブロフェルド」ですよね。

ブロフェルドは、果たして復活するのか?

それとも、全然違う設定でくるのか?




今まで、予定調和を壊すことをテーマに取り組んだ新シリーズなので、ここは猫を抱いたおじさんではなく、ジョン・ガードナーの「スペクターの逆襲」を下敷きにブロフェルドの未亡人か、娘あたりを首領に・・・ということで、モニカ・ベルッチ姐さんの起用なんじゃないかしらん?って勘繰りたくもなりますやん。

最初は、No.3あたりでの起用かな?かな?とも思ったんですけどね、掟破りさえすればいい!予定調和を壊しさえすれば満足という新シリーズですから・・・





新シリーズでは、もうひとつ「クォンタム」という組織が登場していますし、新作ではその「クォンタム」の幹部であるミスター・ホワイトも出演するということですから、この二つの組織がどういう関係なのかも気になるところ。




さて、毎回気になるボンド・ガールには、先ほどのモニカ姐さんとレア・セドゥ嬢の名前が挙がっていますが・・・

007_image_size_372_x.jpg






これまで、「007/カジノ・ロワイヤル」では、

protectedimage.jpg

カテリーナ・ムリーノエヴァ・グリーン

fhd006VLR_Eva_Green_041.jpg


「007/慰めの報酬」では、ジェマ・アータートン



Quantum of Solace Gemma Arterton.jpg



「007/スカイフォール」では、


Berenice_marlohe_SF_2.jpg

ベレニス・マーロウジュディ・デンチ

Screen shot 2014-01-16 at 4.25.05 PM.png





今までにただの一人もボンドガールを守れなかった(「慰めの報酬」のオルガ・キュウリレンコン嬢は、ガールではなく相棒の位置なので、外しました。「スカイフォール」でナオミ・ハリスのイヴ・マネーペニーも、ガールな位置ではないので外しました)クレイグ・ボンドですから、今回もフラグは立っている訳で、過去の予定調和を壊すという予定調和を新たに作っている新シリーズ。



「スカイフォール」で、ママが殉職して無理やり巣立ちのチャンスを得たクレイグ・ボンドなので、これからやっと一人前になるんだろうとは思うんですが・・・



ボンド役交代は、いつになるんでしょうね〜。






007/スカイフォール 【Blu-ray】 [ ダニエル・クレイグ ]

価格:1,500円
(2015/1/3 11:14時点)
感想(11件)



【DVD】007/慰めの報酬(TV放送吹替キャスト・新録版)ダニエル・クレイグ [KIBF-1122]

価格:3,694円
(2015/1/3 11:15時点)
感想(0件)



007/カジノ・ロワイヤル [ ダニエル・クレイグ ]

価格:1,000円
(2015/1/3 11:16時点)
感想(10件)






posted by 大塚陽一 at 11:17 | Comment(9) | TrackBack(0) |   ・ジェームズ・ボンド007

2014年12月01日

ジェームズ・ボンド007シリーズは、「大人の物語」なのか?なのか?なんなのか?






求む男子。




至難の旅。



僅かな報酬。



極寒。



暗黒の長い日々。



絶えざる危険。



生還の保障無し。



成功の暁には名誉と賞賛を得る。











アーネスト・シャクルトン









当記事のタイトルは、「ジェームズ・ボンド007シリーズは、「大人の物語」なのか?なのか?なんなのか?」というものなのですが、どうしてこういうタイトルにしたかというと・・・

とにかく007シリーズ(映画でも、原作でも)のレビューを読むと、ほとんどの人が、「大人の世界」「大人の物語」「大人の味(!)」と、「大人の・・・」「大人の・・・」「大人の・・・」と、「大人」の連発です。



もちろん私も、007シリーズを初めてみた時は、あのスーツやタキシードを着こなし、高級なスポーツカーを乗りこなし、酒と食事、そしてギャンブルをこよなく愛し、どんな分野にも精通。

どんな窮地にも、取り乱さず、ウィットにとんだユーモア溢れる一言を忘れない。

きらびやかなドレス姿の淑女や、レディ達が常に傍に居る。

そして、悪に決して屈する事の無い姿勢。

正に幼心に思い描く、憧れの「大人像」そのものでした。





しかし、本当にジェームズ・ボンド007シリーズは、「大人」の物語なのでしょうか?



シリーズを振り返ってみて欲しいのですが・・・

Mのオフィスに向かうため、いつもMの秘書であるマネーペニーの部屋を通るボンドは、いつも帽子を投げて、まるで投げ輪を棒にうまく入れた子供のように、帽子掛けに見事かけて、得意げな表情を見せています。



それが、第2作目「007/ロシアより愛をこめて」では、帽子を投げたところで、いつもは居ない筈のMが居た事に気づき、得意満々なボンドが、途端に、まるで校長先生にしぼられている小学生のように小さくなってしまうシーンは、誰しもが子どもの頃、身に覚えのある懐かしい思い出を思い出させてくれて、本当に愉快です。


1963_FromRussiaWithLove_topphoto_880x270.jpg



極め付けは、Qとのやり取りでしょう。

いつも自慢の新兵器を、ボンドに提供しますが、常に壊してしまうボンドに、「一度くらいは、無事に返却してくれ」というQに、他人事の様な顔のボンド。

新兵器の説明を、真面目に聴かずに、いつも注意散漫なボンド。

それでいて、ちゃんと使いこなせるところがまた、Qからすると憎らしいところでしょう。

まるで、言う事を聴かない保育園児に翻弄されている保父さんのように見えます。

そんなボンドに、Qは、「大人になるんだ、007」と言っています。



Goldeneye-Omega.jpg




そう!「大人になるんだ、007」と言っているのです!!

これは、したり!

そうなんです!!

「大人の物語」の主役であるボンド殿は、見た目は大人でも、中身は完全に子供でござい!

ということなのですよ!




そういえば!


各作品の舞台になったスペクター他の「悪の秘密基地」や、「味方の秘密基地」。

奇怪な姿で、現実離れした得意技を持つ、敵の用心棒。

冒険!

ボンドの危機を何度も救う、ボンドカーを始めとした秘密兵器。

何度も捕まったり、絶体絶命のピンチに陥りますが、必ず助かったり、切り抜けたり、それも、ほとんどが運です。

そして常に、悪い奴の影に怯えるヒロインを助けます。

しかも、そうする事で、世界を救う!



子供向けヒーロー特撮番組や、アニメ、漫画のノリを大真面目にやっているのです。

つまり、007シリーズは一言で言えば、子供が憧れる、子供が想像する、「大人になってから、僕達を待っている、スケールの大きな冒険物語」です。



そして、私自身も大人になってみて、驚いているのですが、子どもの頃は、年齢が上がるに連れて精神も大人になっていくものと思い込んでいたのですが、実際になってみると年齢は大人でも、心は、ほとんど子供の頃と変わっていないんですね!!



そういうギャップに戸惑った覚えはありませんか?


そういうギャップをものともしない理想の存在、実際に大人になってみて感じる、こうありたい大人像、それをボンドに感じてしまいます。



絶対正義も、絶対悪も、大人の世界には存在しませんからね。

国の数だけ、人の数だけ、正義が存在し、悪が存在します。

それを大人になると、痛感します。

子供の頃は、そんなこと信じられませんでした。

正義の味方が、必ず勝ち、悪は滅びる。

それを、大真面目に大人の中の大人が、証明してくれる。

それが、ジェームズ・ボンド007なのではないでしょうか?

つまり、大人の中の男の子の童話と言っても過言ではないのではないでしょうか?






冒頭の言葉は、イギリスが20世紀中に派遣した南極探検隊の隊員を募集するため、英国随一の探検家アーネスト・シャクルトンが打った広告の文章といわれていて、この文句の載った新聞記事の小さな記事を見て、名誉や挑戦、冒険を求める男達がなんと、5,000人も集まったと言われています。







・・・ね、この広告に関するエピソードからも分かるとおり、ジェームズ・ボンド007は、我々の中の男の子の願望実現童話というのもあながち大げさな表現でもないと思いませんか?



ここら辺りが、世代を超えて長く広く愛され、原作誕生から60年以上、映画も50年に渡って未だ新作が作られている理由なのではないでしょうか。




☆MOVIE☆007 JAMES BOND ARCHIVES 2014ジェームズボンド アーカイブス 2014 カード

価格:13,996円
(2014/12/1 21:42時点)
感想(0件)




【James Bond 007】James Bond 007 EDT75ml MEN'S【ジェームス ボンド007】ジェームス ボンド007 EDT75ml 男性用香水

価格:6,530円
(2014/12/1 21:40時点)
感想(0件)




【オリジナルボックス入り】ジェームズ・ボンド リミテッドエディションボランジェ2002 "James Bond 007 Limited Edition" 750ml【楽ギフ_包装】(お酒 ギフト 内祝い 退職祝い 誕生日 結婚祝い シャンパン フランス シャンパーニュ 白 通販 楽天)

価格:27,990円
(2014/12/1 21:39時点)
感想(0件)




メンズ 男性用 腕時計 時計 ウォッチ Omega Seamaster 007 James Bond 50Th Anniversary Limited Edtion Mens Watch 212.30.41.20.01.005

価格:1,084,400円
(2014/12/1 21:44時点)
感想(0件)


posted by 大塚陽一 at 21:45 | Comment(0) | TrackBack(0) |   ・ジェームズ・ボンド007
いつも、ご来訪ありがとうございます! またのお越しを、お待ちしておりま〜す(^▽^)/ 拙ブログ内で使用している画像・映像キャプチャー等は、あくまで記事の内容や感想を文章のみでは正確に伝えにくく、そのままだとかえって不誠実だと感じた場合、それを補足したいという点と、拙記事を通して、映画や音楽、絵画などの芸術、書籍、歴史への啓蒙と文化の熟成及び芸術復興を奨励したいという拙ブログの考えにより、 映画・音楽・絵画などの芸術や書籍などの学術研究・ゲーム等娯楽に対する敬意の姿勢で使用しております。 よって著作権等は、全て各製作者・会社に帰属します。 画像・映像キャプチャー等の使用に関して表記の問題がある場合、又は削除依頼がある場合は迅速に応対させていただきますのでご連絡ください。 皆様のご理解とご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。