倭は 国の真秀ろば
畳なづく 青垣 山籠れる
倭し麗し
【倭建命】
日本古代史 正解 纒向時代編 (単行本・ムック) / 大平 裕 著
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本日の冒頭の一言は、記紀に登場する皇子であり、第12代景行天皇の皇子、倭建命(日本武尊・ヤマトタケル)が歌ったものと言われています。
読み方は「倭(やまと)は 国の真秀(まほ)ろば たたなづく 青垣(あをかき) 山籠(やまごも)れる 倭し麗(うるは)し」。
現代訳は「大和は国の中でも最もよいところだ。幾重にも重なりあった青い垣根の山やまに囲まれている大和は、美しくも麗しい」という意味です。

本日のタイトル「叶嶽神社」に詣でる際に、いつも私の頭をよぎるのが、この倭建命の和歌なのです。
と、言うのも、この「叶嶽神社」は、叶岳という標高400m弱の山の山頂にあって、そのいわれとしては、「往昔、山の名を天狗山と申しけるが、神功皇后、三韓進出のみぎり、この所に御心願あらせ給しに、御心叶ひけりとて、山の名を変へて叶嶽と名付け給ふ(筑前国続風土記など)」と掲示板に説明されています。

通常、神社でのご利益は、神社によって「学業祈願」とか「縁結び」とか「安産祈願」とか「金運アップ」とか、それぞれ得意分野(?)があるものなのですが、この「叶嶽神社」は、願い事によらず全て叶うという福岡では、オールマイティにご利益のある霊験あらたかな神社として結構有名なスポットなのです。
私自身の実体験としては、フリーランスという働き方ですので、どうしても仕事に波があるため、仕事とのご縁を・・・と思ってお参りすることが多いのですが、今まで山頂で参拝した直後仕事の依頼の電話が入った事が二回。
山を降りて、帰途に就いた帰り道に仕事の依頼の電話が入った事が二回あります。
また、私の従兄が絶対に無理だといわれていた大学受験に見事成功したのも、祖母が「叶さん」に祈願したからだと言われています。
で、我が家は氏神様ということもあって、最低でも毎年二回、初詣とゴールデンウィークの時期には必ずお参りのために登山しています。

初詣は分かるとして、なぜ毎年このゴールデンウィークに参るのかというと、二つ理由があって、ひとつは山頂まで大体30〜40分かけて山道を登らないといけないので、暑い時期は大変ということと、もうひとつは、この時期の山道にはワラビが生えているので、それを摘みながら登るのも我が家の楽しみの一つであるということなのです。

興味を持った方がいらっしゃったら、福岡市営地下鉄姪浜駅とJR筑肥線今宿駅を経由するコミュニティバスというのが出ていますので、これをご利用いただくのも良いでしょうし、車があれば、駐車場完備ですので、それもいいかと思います。
家族でひと汗かいてプチ登山しながら参拝というのもいいものですよ(^▽^)
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